終活はなぜわかりにくいのか。
コラム

終活はなぜわかりにくいのか。

昨今、高齢化社会が進んできて、テレビ番組でも、今のうちに終活をしておきましょう、などと特集を組まれたりするようになりました。

ただ、一言で終活と言われても何から手をつければいいかわからないですよね。難しそう、面倒くさそう、お金がかかりそう、という印象もあるかもしれません。

なぜそうなるかというと、終活は狭い意味の終活と広い意味の終活、の2種類があるからだと思います。

狭い意味の終活というのは相続対策と言い換えてもいいと思います。遺言書を作成したり、相続税の対策をするなどです。この場合、法律的な問題となることが多く、弁護士や税理士や司法書士に相談するといいと思います。

一方、広い意味の終活は、介護施設に入所することや自分史を書くことや持ち物の整理を行うことや感謝したい人に対して手紙を送ることなど、自分の人生の終わりを見据えながら行う活動全般を含みます。ですので、弁護士等に相談というよりも、どうすれば自分らしく生きていけるかを追求するのがいいと思います。

そこでこのコラムでは、狭い意味の終活について、難しそうな問題をわかりやすく説明したいと思います。また、広い意味の終活については、自由に自分らしく生きていけるヒントを、お届けしたいと思います。

そして、全体として、ご自身やご両親などが、幸せな人生の終盤を迎えることに少しでも貢献できれば、とても嬉しく思います。

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私はあの人の相続人になるのでしょうか?